ServiceNowのHRSDとは

HRSD

ここでは、「ServiceNow」の「HRSD」について解説しています。そもそも「HRSD」とは何なのかをわかりやすく説明しているほか、導入効果や、導入事例などもまとめています。ServiceNowの導入を考えている方、HRSDの機能について知りたい方などはぜひチェックしてください。

そもそも「HRSD」とは?

「HRSD」とは「HR Service Delivery」の略で、「ServiceNow」が提供している、人事・総務領域向けのサービスです。

「HRSD」は、その導入により社内で発生する申請や問い合わせなどをデジタル化することができるため、従業員はストレスを感じることなく申請や問い合わせを行えるようになります。また、ナレッジデータベースによるデータ検索も可能なため、従業員は申請や問い合わせに要する時間をカットできます。

またHRSDは、人事部や総務部の業務負担も大きく軽減させてくれます。たとえば申請用紙を取り寄せる、印鑑を押してもらうためだけに出社するといった、従業員の申請に関連する煩わしさも軽減できます。

「HRSD」の導入効果

「HRSD」を導入することで得られる効果としては、主に以下のようなものが挙げられます。

用紙を管理しなくて済む

申請・問い合わせ用の専用サイトを作れば、従業員は申請用紙を使わずにそのサイトから申請を行えるようになります。申請用紙の管理も必要がなくなるため、業務負担も軽減されるでしょう。

また、「申請書はどのタイプを使えばいいか?」「この申請はどの部署に対してすればいいか?」といった従業員からの問い合わせもなくなり、問い合わせ対応にかかる手間も省けます

業務のフローが標準化される

異動や昇進、入社や退職など毎月のように対応が求められる人事業務も少なくありませんが、こうした業務のフローが標準化されることで、よりスムーズな対応が可能となります。

人の手による作業が減る

人の手で行っていた業務やタスクをシステムによる管理に移行できるため、業務負担が大幅に軽減されます。また、膨大な書類の処理にかかっていた時間が省けるため、申請から承認が下りるまでの時間も短縮できるでしょう。

「HRSD」が重要な理由

DXの推進といえば、第一に情報システム部門における業務の効率化や、顧客対応の効率化が思い浮かぶでしょう。もちろんこれらも重要な課題ではありますが、人事部や総務部の業務負担が大きく、社内業務がなかなか効率化されないというケースも少なくありません。

ServiceNow「HRSD」の導入は、こうした人事部や総務部の業務負担を軽減するのに役立つため、社内業務もよりスムーズに効率化できることでしょう。

「HRSD」の導入事例

ServiceNowの「HRSD」を導入したことで、人事業務にかかっていた大きな事務負担が大幅に改善された事例をご紹介します。

【課題】

【導入効果】

「HRSD」の導入により、効果的な人事戦略とプロセスが確立され、より効率的な人事業務の遂行が可能になった。

参照元:DTS公式HP(https://dts-digital.jp/servicenow/casestudy/447/)

ベンダーは自社のシステム
課題から選びましょう
ServiceNowをよりスムーズに導入し、効果的に利用するためには、自社に合った導入支援ベンダーを選ぶことが欠かせません。
このメディアでは、各社のシステムの状況別におすすめのServiceNow導入ベンダーを紹介しているので、ぜひそちらも併せてチェックしてください。

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システムが古く複雑な
企業・業界向け

レガシーシステムと
ServiceNowとの連携に
強みを持つ

ロココ
ロココキャプチャ

画像引用元:ロココ公式HP
https://www.rococo.co.jp/solution/servicenow/

おすすめポイント
ロココは、約30年のシステム開発実績を持ち、古い技術やプロトコルへの理解が深い企業。保守が終了したレガシーシステムでも、顧客が気づかない課題を見つけ出し、徹底したリスク管理のもとでServiceNowの導入支援を行うことができます。これまでに150もの導入実績(2024年9月時点)を誇っています。
おすすめの業界
製造系・情報通信系業界
           

高度な規制への対応
が必要な企業・業界向け

セキュリティと
コンプライアンス規制に
強みを持つ

NTTデータ
NTTデータキャプチャ

画像引用元:NTTデータ公式HP
https://nttdata.service-now.com/jp

おすすめポイント
NTTデータはセキュリティ規制が厳しい金融や製薬業界の実績を持つ企業。業界に精通した業界出身者も擁しているため、業界特有の法規制や業務プロセス、コンプライアンス要件に関する広範な知識を有しているのが特徴で、規制遵守のためのカスタマイズを可能としています。
おすすめの業界
金融業界・製薬業界
           

膨大な申請処理
が必要な企業・業界向け

申請から承認までの
ワークフローの一元化に
強みを持つ

Blueship
BlueshipHPキャプチャ

画像引用元:Blueship公式HP
https://www.blueship.co.jp/

おすすめポイント
Blueshipは260以上の地方公共団体に顧客を抱えており(2024年9月時点)、その経験を活かして公共団体へのServiceNowの導入支援サービスを展開しています。ServiceNowにAI-OCRやRPAを連携させ、膨大な量の申請から承認、通知までの業務の一元管理と最適化の実現を可能としています。
おすすめの業界
自治体・教育機関