ServiceNowのカスタマイズとは

カスタマイズ

「ServiceNow」について調べているとよく目にする、「OOTB(Out-of-the-Box)」という言葉。ここでは、「OOTB(Out-of-theBox)」とは何かについてわかりやすく解説しています。カスタマイズが推奨されていない理由などについても説明しているので、ぜひ参考にしてください。

「OOTB(Out-of-theBox)」とは何か?

「OOTB」とは「Out-of-the-Box」の略で、“購入して箱から出したばかりの、カスタマイズされていない状態”を言います。

家電のように購入したらその状態のままで使用するのが当然の製品とは違い、ServiceNowは、標準機能からカスタマイズを加えて使用することが少なくありません。そのため、カスタマイズされた状態と比較して「OOTB」という言葉が使われるのです。

なお、ServiceNowにおける「OOTB」は、ただシステムがカスタマイズされていないというだけではなく、業務面での意味合いも含んでいることが多いです。というのも、ServiceNowは、業界内で標準となっている業務プロセスやフレームワークに沿って業務ができるように構築されています。

そのため、ServiceNowにおいての「OOTB」は、「購入して箱から出したばかりの、業界標準プロセスに従った業務が行える状態のシステム」と略すのがより正しいと言えるでしょう。

そしてServiceNowでは、なるべくカスタマイズを行わず、OOTBを尊重して活用することが推奨されています。

ServiceNowのカスタマイズが推奨されていない理由は?

カスタマイズせずOOTBを尊重して活用することが推奨されている1つめの理由として、グローバルスタンダードに合わせた業務プロセスに移行できることが挙げられます。ServiceNowは業界標準の業務プロセスやフレームワークに沿って業務ができるように構築されているため、ServiceNowを導入したのであれば業務プロセスを改善するチャンスと考え、OOTBに自社業務を合わせていくのも良いでしょう。

2つめの理由は、よりスピーディーにシステムを稼働開始できるからです。自社の複雑化した業務プロセスに合わせてカスタマイズしていると、本格稼働までに何年もの期間がかかってしまったり、多額の開発コストがかかってしまったりすることも少なくありません。その点OOTBに従えば、導入初日から稼働開始できます。

そして3つめの理由は、複雑なカスタマイズをしないことで、特定の従業員やベンダーに依存した状況を避けられるからです。OOTBを尊重した活用をすれば、ServiceNowのOOTBを把握している人なら誰でも運用・保守が可能な状況をつくれます。

自分たちでカスタマイズが
難しい場合の選択肢

ここまで「OOTB」を尊重した活用が推奨されている理由について解説してきましたが、やはり自社の現状によりフィットする状態でServiceNowを活用したい、と考える方もいるでしょう。

その場合は、ServiceNowを熟知した外部の導入支援ベンダーに依頼してカスタマイズや導入を行うのがおすすめです。専門的な知識と技術を持った導入支援ベンダーなら、自社システムに合わせた適切なカスタマイズで、より効果的かつスムーズな導入を支援してくれます。

当メディアでは、ServiceNowの導入支援を行っているベンダーを一覧で紹介しているので、ぜひそちらで、自社に合ったベンダーを探してみてください!

まとめ
今回は、ServiceNowにおける「OOTB」の意味や、OOTBが重要視されている理由について解説しました。
上述のとおりServiceNowではOOTBを尊重した活用が推奨されていますが、やはり自社に合わせたカスタマイズをしたいという方も少なくありません。しかし、そうしたカスタマイズを自社だけで行うのは困難なことが多いです。
より効果的でスムーズなServiceNowの導入・運用を成功させるためには、ぜひ専門の知識と技術を持った導入支援ベンダーへの依頼を検討しましょう!

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システムが古く複雑な
企業・業界向け

レガシーシステムと
ServiceNowとの連携に
強みを持つ

ロココ
ロココキャプチャ

画像引用元:ロココ公式HP
https://www.rococo.co.jp/products/biz-app/servicenow/

おすすめポイント
ロココは、約30年のシステム開発実績を持ち、古い技術やプロトコルへの理解が深い企業。保守が終了したレガシーシステムでも、顧客が気づかない課題を見つけ出し、徹底したリスク管理のもとでServiceNowの導入支援を行うことができます。これまでに150もの導入実績(2024年9月時点)を誇っています。
おすすめの業界
製造系・情報通信系業界
           

高度な規制への対応
が必要な企業・業界向け

セキュリティと
コンプライアンス規制に
強みを持つ

NTTデータ
NTTデータキャプチャ

画像引用元:NTTデータ公式HP
https://nttdata.service-now.com/jp

おすすめポイント
NTTデータはセキュリティ規制が厳しい金融や製薬業界の実績を持つ企業。業界に精通した業界出身者も擁しているため、業界特有の法規制や業務プロセス、コンプライアンス要件に関する広範な知識を有しているのが特徴で、規制遵守のためのカスタマイズを可能としています。
おすすめの業界
金融業界・製薬業界
           

膨大な申請処理
が必要な企業・業界向け

申請から承認までの
ワークフローの一元化に
強みを持つ

Blueship
BlueshipHPキャプチャ

画像引用元:Blueship公式HP
https://www.blueship.co.jp/

おすすめポイント
Blueshipは260以上の地方公共団体に顧客を抱えており(2024年9月時点)、その経験を活かして公共団体へのServiceNowの導入支援サービスを展開しています。ServiceNowにAI-OCRやRPAを連携させ、膨大な量の申請から承認、通知までの業務の一元管理と最適化の実現を可能としています。
おすすめの業界
自治体・教育機関