ServiceNowとは

ここでは、企業向けのクラウドサービス「ServiceNow」について、くわしく解説しています。

ServiceNowとは何か?開発元はどこか?どんな特徴があるのか?といった基本的な情報をまとめているので、ServiceNowの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。

ServiceNowとは?

「ServiceNow」とは、社内業務の「可視化」「効率化」「自動化」をコンセプトに作られた、企業向けのクラウドサービスです。

社内業務で利用するさまざまなアプリケーションのデータベースをひとつのプラットフォームに統合し、一元化して運用・管理することができます。

ServiceNowで提供されている具体的な機能とそれにより実現できることとしては、主に以下のようなものが挙げられます。

ServiceNowの導入は、業務やサービスのスピードアップ、クオリティアップによる、従業員のより付加価値の高い業務への注力が期待できることから、多くの企業に注目されています。

大企業でもすでにたくさんの導入事例があり、製造業や流通、金融、情報・通信業など、幅広い業界で普及の輪が広がっています。

ServiceNowの開発提供元について

「ServiceNow」の開発・提供元は、現在急成長を遂げているグローバル企業のひとつである、アメリカの「ServiceNow社」です。

ServiceNow社は、2020年にFlexera社により実施された「ソフトウェア/アプリケーションのIT積極投資調査」において、「Amazon Web Services(AWS)」「Microsoft」に続く第3位を獲得。さらに、2018年Fortune誌から発表された“今後成長する米国企業”においては堂々の第1位を獲得しているほか、Forbes誌による“世界で最も革新的な企業”においても第1位に選ばれています。

こうしたデータを見るだけでも、ServiceNow社がいかに世界的に大きな注目を集めている企業であるかがわかるでしょう。

参照元:NTTコミュニケーションズ(https://www.ntt.com/business/lp/servicenow.html)

ServiceNowの特徴

ServiceNowは、従業員や顧客に、日常業務の生産性をアップさせるデジタルワークフローを提供します。利用者と各システムを仲介してくれるため、利用者は単純なアクションのみで各システムとの連携を行え、業務が効率化されます。

また、サイロ化してしまった複数のシステムの統合を図れるのも大きな魅力です。業務内容を問わない幅広いシーンでの活用が想定されているクラウドサービスのため、一部分にとどまらない全体的な業務最適化が叶います。

「ServiceNow」についてさらに詳しく解説!

ServiceNowで何ができる?

業務フローのデジタル化や、従業員の利便性向上など、ServiceNow の導入により実現できることを具体的に紹介しています。「ServiceNowで何ができるの?」という基本から知りたい方はぜひチェックしてください。

ServiceNowでできることについて
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ServiceNowのITSMとは

ServiceNowの「ITSM」について解説しています。そもそもITSMとは何なのかをわかりやすく説明しているほか、ITSMの主な導入効果や、ITSMが重要と言われる理由なども解説。また、ITSMの導入事例もチェックできます。

ServiceNowのITSMについて
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ServiceNowのHRSDとは

ServiceNowの「HRSD」について、くわしく解説しています。そもそもHRSDとは何なのか?の説明にくわえ、HRSDを導入することで得られる主な効果や、実際の導入事例なども紹介しています。

ServiceNowのHRSDについて
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ServiceNowの導入事例集

ServiceNowを実際に導入した企業の事例を集めました。JEiS(JR東日本情報システム)、OPENHOUSE(株式会社オープンハウスグループ)、Asahi(アサヒグループジャパン)、SBtechnology(SBテクノロジー株式会社)、メルカリ(株式会社メルカリ)、Fujitsu(富士通株式会社)の6社の事例をチェックできます。

ServiceNowの
導入事例について
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ServiceNowのカスタマイズとは

ServiceNowを導入するなら知っておきたい「OOTB(Out-of-the-Box)」という言葉について解説しています。OOTBとは何かを説明しているほか、ServiceNowでカスタマイズが推奨されていない理由や、自社でカスタマイズが難しい場合の選択肢などもまとめました。

ServiceNowの
カスタマイズについて
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ServiceNowのITOMとは

ServiceNowのITOMは、企業のITインフラ管理を最適化するソリューションです。システムの監視、インシデント管理、自動化を一元的に行うことで、IT部門の業務効率化を支援。リアルタイム監視や障害の早期検知により、迅速な問題対応を実現します。導入効果として、ダウンタイム削減、サービス品質向上、コスト削減が期待されます。

ServiceNowのITOMについて
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ServiceNowのITAMとは

ITAM(IT資産管理)は、企業が保有するハードウェア、ソフトウェア、ライセンス、クラウドサービスなどのIT資産を一元的に管理するプロセスです。資産の利用状況やコストの全体像を把握し、無駄な支出やコンプライアンス違反を防止できます。

ServiceNowのITAMについて
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ServiceNowは使いにくい?

ServiceNowは高機能で汎用性が高い反面、設定の複雑さや自社業務とのミスマッチ、社内リソース不足やユーザー教育の不足が原因で「使いにくい」と感じられることがあります。これを解決するには適切な導入計画やサポートが必要です。

ServiceNowは使いにくい?
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ServiceNowのCSMとは

ServiceNowのCSMは、顧客サービス全般を効率化し、顧客体験を向上させるためのクラウド型ソリューションです。問い合わせ管理、ナレッジベース構築など多彩な機能を備え、企業と顧客双方に大きなメリットをもたらします。

ServiceNowのCSMについて
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ServiceNowのSecOpsとは

ServiceNow SecOpsは、セキュリティとIT運用の連携を強化し、インシデント対応を自動化・効率化するクラウドプラットフォームです。脅威インテリジェンス連携やワークフロー自動化により、情報共有の遅延を解消。迅速な状況判断と行動を支援し、組織全体のセキュリティ対応速度と精度を高め、リスク軽減を目指します。

ServiceNowのSecOps
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ServiceNowのSPMとは

SPM導入により、プロジェクト、リソース、予算の可視性が向上し、リアルタイムでの状況把握と迅速な軌道修正が可能になります。リソース配分が最適化され、無駄な投資を削減。戦略と実行の整合性が高まり、組織全体の生産性向上と目標達成に貢献します。

ServiceNowのSPMについて
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ServiceNowのフィールドサービス管理(FSM)とは

ServiceNow FSMは、現場でのサービス提供を最適化するための強力なツールです。この記事では、そもそもFSMとは何か、なぜ現代ビジネスで重要なのかを解説します。

ServiceNowのフィールドサービス管理(FSM)
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ServiceNowのApp Engineとは

ServiceNow App Engineは、専門知識が少なくても業務アプリを迅速に開発できるローコード/ノーコード環境です。導入により、開発スピード向上、コスト削減、業務効率化を実現します。ドラッグ&ドロップ操作でアイデアを形にし、ビジネスの変化に素早く対応可能。企業のDX推進やイノベーションを加速させる重要なツールです。

ServiceNowのApp Engineについて
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ServiceNowのDevOpsとは

ServiceNow DevOpsは、開発(Development)と運用(Operations)を一体化させ、ビジネスの成長を支援します。既存ツール(Jenkins、GitHub等)との連携機能や、自動化されたワークフロー、変更履歴の可視化により、開発プロセスの効率化とセキュリティ強化を実現し、迅速かつ安定したリリースを可能にします。

ServiceNowのDevOps
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ServiceNow Vaultとは

ServiceNow Vaultを導入することで、企業は機密データの保護強化、コンプライアンス対応の容易化、全体的なセキュリティリスク低減、データプライバシー向上といった効果を得られます。これにより、企業の信頼性維持や監査負荷の軽減、安全なデータ活用基盤の構築に貢献します。

ServiceNow Vaultについて
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ServiceNowのTSOMとは

TSOMは、通信業界向けに設計されたServiceNowの運用支援プラットフォームです。ネットワーク運用の自動化や障害対応の迅速化を実現し、サービス中心の運用を可能にします。顧客視点での可視化やAIOpsによる異常検知機能も備えており、運用負荷の軽減にもつながります。

ServiceNowのTSOM
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ServiceNowのサードパーティリスク管理(TPRM)とは

ServiceNowのサードパーティリスク管理を活用することで、企業は外部リスクの可視化と優先順位付けが可能になります。リスク評価の自動化により属人的な判断を排除し、業務全体の精度とスピードが向上。取引先との契約やレビューの管理も一元化されるため、対応の漏れや遅れを防ぎつつ、全体的な運用効率が高まる仕組みが整います。

ServiceNowのサードパーティリスク管理(TPRM)
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ServiceNowのEAMとは

ServiceNow EAM(エンタープライズ資産管理)は、企業の多様な資産を一元管理するソリューションです。IT資産から工場設備、IoTデバイスまで、そのライフサイクル全体を最適化し、事業の効率と収益向上に貢献します。複雑なビジネス環境において、戦略的な意思決定を支援するツールとして利用されています。

ServiceNowのEAM
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ServiceNowのIntegration Hubとは

ServiceNowのIntegration Hubは、複数の業務システムを効率的に連携させるためのツールです。ノーコードやローコードによる構築が可能で、専門知識がなくても業務フローの自動化が実現できます。部門間の連携や外部システムとの統合を円滑にし、全社的な業務効率の向上に貢献します。

ServiceNowのIntegration Hub
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ServiceNowのオペレーショナルテクノロジー管理とは

ServiceNowのオペレーショナルテクノロジー管理は、ITとOTを統合し、製造やインフラの安定稼働を支える仕組みです。可視化によって資産状況を明確にし、セキュリティ対策や予防保守を効果的に行えます。結果として、組織全体の運用効率や復旧スピードの向上が期待されます。

ServiceNowのオペレーショナルテクノロジー管理
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ServiceNowの通信事業ネットワークインベントリとは

ServiceNowの通信事業ネットワークインベントリは、複雑化する通信ネットワーク資産を統合管理できるソリューションです。物理・論理・仮想のリソースを一元化し、ライフサイクルを通じて効率的に把握できます。正確なインベントリ情報をもとに自動化を進めることで、サービス提供の迅速化や運用コスト削減を実現し、通信事業者の競争力強化に貢献します。

ServiceNowの通信事業ネットワークインベントリ
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ServiceNowの法務サービスデリバリとは

企業の変化に対応するには、法務部門の迅速かつ柔軟な対応が欠かせません。ServiceNowの法務サービスデリバリは、業務の標準化と自動化を通じて処理時間を短縮し、依頼内容を一元管理します。これにより、透明性や正確性が高まり、契約リスクの低減にも貢献します。

ServiceNowの法務サービスデリバリ
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ServiceNowのサプライヤーライフサイクルオペレーションとは

ServiceNowのサプライヤーライフサイクルオペレーションは、契約開始から終了までの取引先管理を統合する仕組みです。承認フローの自動化やリスクの早期把握、透明性の高い情報共有により、効率的で安定した運用が可能になります。企業はこれによりコスト削減と信頼性向上を同時に実現し、長期的な競争力強化につなげることができます。

ServiceNowのサプライヤーライフサイクルオペレーション
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ServiceNowのファイナンシャルサービスオペレーションとは

ファイナンシャルサービスオペレーション(FSO)の導入により、煩雑だった金融業務が統合・自動化され、人的ミスや処理の遅れを防止できます。また、ServiceNowのCSMと連携することで、オンラインや店舗を問わず一貫した顧客対応が可能になります。これらの仕組みにより、サービス品質が高まり、利用者の満足度向上にもつながります。

ServiceNowのオペレーショナルテクノロジー管理
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ServiceNowのクラウドコスト管理とは

ServiceNowのクラウドコスト管理は、企業が利用する複数クラウドの支出を一元的に可視化し、最適化を図るソリューションです。AWSやAzureなどから取得したデータを統合的に分析し、無駄な支出やリソースの過剰利用を抑制します。

ServiceNowの通信事業ネットワークインベントリ
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業界特有のシステム課題から選ぶ
ServiceNow導入支援ベンダー
おすすめ3選

ここではServiceNowの導入支援を行っている企業の中でも特におすすめしたい3社を紹介。

企業や業界によってシステムの仕様や課題は異なるため、それぞれの業界特有の課題に対応したServiceNow導入支援ベンダーを紹介します。

申請・承認フローの
デジタル化に踏み出したい
不動産・建設業界向け

ロココ
ロココキャプチャ

画像引用元:ロココ公式HP
https://www.rococo.co.jp/products/biz-app/servicenow/

おすすめポイント
導入が目的ではなく、“実務で使われ、成果につながる”ことをゴールとするアプローチが、不動産業界のように部門横断的で帳票が多層化・分散化している組織にフィットします。
           

高度な規制や
制約への対応がしたい
金融業界向け

NTTデータ
NTTデータキャプチャ

画像引用元:NTTデータ公式HP
https://nttdata.service-now.com/jp

おすすめポイント
業界に精通した業界出身者も擁しているため、業界特有の法規制や業務プロセス、コンプライアンス要件に関する広範な知識を有しているのが特徴です。
           

定型業務の電子・自動化に
踏み出したい
行政組織向け

Blueship
BlueshipHPキャプチャ

画像引用元:Blueship公式HP
https://www.blueship.co.jp/

おすすめポイント
地方自治体のDXにおいて、RPAやAI-OCRとの連携、行政手続きのポータル構築など、実務に即したソリューション設計に強みがあり、使いやすく定着する仕組みを一気通貫で提供します。